老舗和菓子屋の娘がゆく大井川スイーツ探訪！其の二

皆さん、こんにちは。ユキキチです。
夏休みに、パワーのほとんどを子供たちに吸い取られカサカサ〜。
きっと優しい秋風と美味しいスイーツが癒しとパワーを与えてくれると信じて、またまたやって来ました！

さて、其の二はJR島田駅より徒歩約10分の所にある『龍月堂』さんです。

老舗という感じで落ち着いた佇まいですね。「おじゃましま～す。」

創業明治三十九年。「老若男女、全ての年齢層の方たちに喜んでほしい！」

龍月堂の職人さん達が代々受け継ぎ、一生懸命作った商品が店内にずらーり。

さっそく店内を見回すと…正面の冷蔵ショーケースにはちょっと気になる「ゆるカワ」の“どうぶつケーキ”(1個300円)

たぬきさんとパンダさんがまるで会話してるみたい！可愛いですね。他にもヒヨコ、カエルもあるそうです。

「あぁっ！」大好きな“クグロフ”(箱入り1,350円)もある～！美味しそう...。

他にもクッキー、焼き菓子、季節のフルーツを使ったケーキ等も豊富にあり、和菓子屋さんかと思いきや、洋菓子も充実してます。

豊富な品数に悩み、悩んで...
素直に「今、食べてみたい！」と思うものにしようかな～。全部紹介できれば良いのだけれど。

「素直」な気持ちって大切ですよね。

そして！和菓子屋の娘、ユキキチが選んだ今回の龍月堂さんのスイーツがこちら！

“こまんじゅう”（経木13個入り520円）“、味噌まんじゅう”（1個70円）、“唐変木（とうへんぼく）”（1個120円）です。

どれも龍月堂さんの昔からの人気商品でもあり、若旦那おすすめ商品です。お土産にも特によく出ているそうです。これら3種類を食べ比べ、美味しさをお伝えします。

まずはちっちゃくてかわいい“こまんじゅう”

名前の通り小さな一口サイズのお饅頭です。中のあんこは上品な「こしあん」です。
こしあんは豆の皮を丁寧に裏漉しする、大変手間のかかるあんこでもあるため、自分より上の方への献上品に使われたりもするそうです。

「うちの子も食べてますよ～」
四代目の若旦那のお子さんは1才9ヵ月。

安心、安全、素材も上質で本当に美味しいものを追求する龍月堂さんが、自分のお子さんに食べさせる...。父としても、職人としても愛情たっぷりですね!!

ちいちゃい手でちいちゃいお饅頭を持つ姿は、きっときっと愛らしいでしょうね！

これはお土産にしたくなる!! “味噌まんじゅう”

次は“味噌まんじゅう“。ぱくり。んんっ！もちっとした皮はほんのりしょっぱさもあり、ハマる人続出とか！中の「しろあん」もとてもしっとりしていて、皮との相性がとても良いです。これは、お土産にしたくなる気持ち、とてもとてもわかります!!

さあ、最後は(私の中で実は一番楽しみにしていた)“唐変木”。ワクワク。

絶妙な揚げ具合で最高に香ばしい！かりんとう饅頭“唐変木”

最後はこちら、かりんとう饅頭“唐変木”。
指先に力を入れて一気に割ります。「バリッ！」音が既に香ばしい～！

いただきまーす！(前歯に集中してる)「ザクッ」香ばしいぃ～!!
沖縄黒糖の風味と、ちょっと厚みのある皮と、絶妙な揚げ具合で最高に香ばしいです。
龍月堂さん曰く、昔懐かしいかりん糖をお饅頭で表現したそうです。

ジャンルは同じお饅頭だけど、ここまで違うとは！皮の味、食感、それに、あんことの組み合わせ。「五感」を使ったな～って、本当に楽しませていただきました。

これからの季節、秋の夜長はまったりと映画なんて観賞しながら、渋～いお茶を準備して、『龍月堂さん』の“こまんじゅう”、“みそ饅頭”、“唐変木”のトリオの食べ比べを楽しみたいですね。

しょっぱい皮の“みそ饅頭”をひとくち食べて渋いお茶飲んで、黒糖の香ばしい“唐変木”を割って食べて渋いお茶飲んで、しっとり上品な“こまんじゅう”を食べて渋いお茶飲んで...そしたらまた“みそ饅頭”に手が延びて...。

同じジャンルのお饅頭と侮るなかれ。
本当にもうやめられませんから！

是非、食べ比べにトライしてみてください！