SLや鉄道の旅なんて、鉄道マニアが行くものですよね。
わざわざ山奥でやるSLフェスタに行くとか、わざわざ全線開通日にアプトラインに乗車するとか、
鉄道色が濃すぎて…。
なんて思っていたわたし。

ところが!行ってみて、知ってしまったのです。
その楽しみ方や見どころを。

今回は、大井川で逢いましょう。のモニターツアーに当選し、
女子チームだけで1泊2日の鉄道旅を楽しんだ我が家のレポートです。

 

 

SLに乗ってみる

大井川鐵道は日本でも一番SLが走る日が多い鉄道会社だそう。

今時、SLなんてテレビでしか見ないけど、島田市や川根本町に行けば走っているSLが見られるし、実際に乗ることもできる。

しかも『陸送(りくそう)』という素敵なシステムがあるんです。
行きはSLを楽しんで、帰り道は車でのんびり帰る…ってことができちゃう。
鉄道一色じゃない旅にしたい女子にはぴったり。

電話やインターネットから簡単に申し込めるし、せっかく大井川沿いを楽しむなら使ってみるのがいいかもしれません。

 

SLが来るのを待っている時間…なかなかドキドキしちゃいます。

SLがやってきました! 黒くて大きな車体に、蒸気のシュッシュッという音…迫力満点です。

 

SLの中は、まるで銀河鉄道の夜みたいなレトロな雰囲気でとっても素敵。

 

乗車前に買っておいた『もみだし茶』でさっそく乾杯!

 

さて…鉄道の旅と言えば駅弁!まだ11時だけどお弁当食べちゃいます。
外の気持ちいい景色も最高のおかずですね。

川根温泉を通過するときには入浴中の人たちが立ち上がって手を振ってくれます!

目を凝らすと裸が見えちゃいそう。キャー

 

 

あっという間のSL旅。1時間の乗車がちょうどいい感じです。


無事に千頭駅に到着すると、陸送の方が待っていてくれました。
車を受け取り、さあSLフェスタに潜入!

 

 

SLフェスタにあそびに行く

SLフェスタというのはその名の通り、SLをはじめいろんな機関車を見られたり、乗車体験したり、鉄道がらみのアトラクションで遊べるイベントで、毎年秋に新金谷駅、春に千頭駅で開催されています。

それほど鉄道に興味のない女子3人娘ですが、ここではとても素敵な企画を発見。

そう、スタンプラリー!
かわいい台紙にスタンプを集めていきます。我先にとスタンプを探す娘たち。

 

珍しいきかんしゃが隣に集合しているんですけど…。

 

貨車に絵をかいていいというコーナーでは広いキャンバスに思いきり落書き!

 

末娘はトーマスに夢中。

 

そしてバーティーにも乗る3人組。

 

SLフェスタと同時開催で『大井川物産展』も開店中。
大井川流域の素敵な特産品やお土産が並んでいます。

どれもおしゃれでかわいー!

大井川にはいろんな素敵なものがたくさんあるんだな、と
あらためて知ったのでした。

 

 

無事にスタンプもたまって、抽選へ!

見事に2位と3位をゲット!

大井川鐵道名物「石炭あられ」と「駅名消しゴム」をもらいました。

スタンプラリー当選確率高めの千頭SLフェスタ。
鉄道好きの方々とは一味違った楽しみ方もできそうです。

 

 

女子旅らしく、人気の夢の吊橋へ

SLフェスタを楽しんだ後は本日のお泊り先、寸又峡温泉へ!

宿泊は『翠紅苑

寸又峡温泉街の中でも一番人気のお宿です。

しっとりとした雰囲気でお出迎え。

 

どことなく大正ロマン風なしつらえが素敵です。

 

本日の客室は純和風。
他にも洋室や数寄屋風の客室もあるそう。

 

 

こども用のかわいいアメニティもそろっていて、子どもたちはウキウキです。

さあ、夕食にはまだ時間があるので、夢の吊橋までおさんぽに。

 

夢の吊橋に向かう途中の道では本物のカモシカを見かけることもあるんだとか!! まさに大自然…

これはレプリカ。

 

道中、寸又峡温泉街のお土産物屋をよそ見しつつ…

夢の吊橋サイダー、かわいくておいしそうです。

…が、私は隣の地酒の方が気になる!笑

 

 

翠紅苑からのんびり歩くこと30分。

急な階段を降りていくと、ついに見えました!『夢の吊橋』

早速渡ってみましたが…
結構揺れるし長い。

子どもたちはスイスイわたりましたが私は怖かったです。

夢の吊橋は、休日などで混雑する日は一方通行になるとのこと。吊橋を渡ったら、これまた30分程度のハイキングコースになるんだとか!!
この日は人も少なかったため、折り返して戻ることができました。

 

さて、寸又峡温泉街へ戻ってきました。

宿に戻る途中に、『安竹商店』という酒屋さんを発見。
中をのぞくと、「試飲できます」のご案内が。

お言葉に甘えて…早速飲ませていただきました。おいしー!

お土産に『寸又の峡』という名の地酒をゲット。
寸又峡ならではのお土産ですね。

 

 

老舗旅館・翠紅苑のお楽しみ

さてさて、宿に戻ってお待ちかねの夕食。
山奥ということで、山菜やジビエ、川魚などのメニューがメイン。

どれも滋味深く、おいしくいただきました。

 

お宿のもう一つのお楽しみと言えば、温泉。

寸又峡温泉のお湯は珍しい泉質で、石鹸を洗い残した時のような
ぬるぬる、とろとろした感覚。美肌の湯と言われる理由も納得です。

 

 

南アルプスあぷとラインでGO!!

朝食のバイキングもたっぷり食べて滞在を満喫したあとは、南アルプスあぷとラインに乗って、大井川鐵道終点の、井川駅まで行ってみることに。

土砂崩れのため、長らく不通になっていた井川―閑蔵間が、ちょうど旅行日に開通するということで、せっかくなので、終点井川までかわいい電車に乗って行ってみることに。

寸又峡から奥泉駅まで車で戻り、駐車場に車を停めていざあぷとラインへ。
とてもちっちゃくてかわいい!これが山を登っていけるのかしら?

アプト式で運行する電車は日本でここにしかないらしいです。

そもそも『アプト式』の意味が分からないけど、とにかくかわいいのに頑張って山を登っていく姿に感動。

 

一番急こう配の箇所では、後ろから押してくれるあぷとラインの友達が参加!
連結作業はマニアにはたまらないようで、つられてついついやじ馬になっちゃいます。

 

長島ダムの迫力ある景色や刻々と変わる渓谷の絶景を見ていると、すごいところに来たなーと実感します。

 

長い鉄道の旅の終点、井川駅に到着!

復旧記念の限定カードをもらいました。

この日は井川湖を渡る船が運休していて、井川の町まで行くのは大変だったため、
残念ながらそのまま戻りました。

 

途中、接岨峡温泉駅で途中下車。天狗石茶屋でお昼にしました。

よく煮込まれていておいしそうなおでん。

 

山菜そばもおいしかったです。

接阻峡温泉駅から奥泉駅までは路線バスに乗ることに。

ちなみに『井川線フリーきっぷ』なら井川線と路線バスが乗り降り自由でお得です。

心地よい揺れに眠りの世界へ誘われましたが、道路から見える奥大井湖上駅の景色に目を奪われました。

次回は湖上駅で降りて散策するのもいいなあ。

 

 

1泊2日の奥大井の旅は、SLフェスタを楽しんだり夢の吊橋やアプトラインも楽しめて大満喫の旅でした。

鉄道好きじゃなくても見どころはいっぱいだし、むしろちょっと鉄道好きになった気がします。

子どもたちも大自然の中で心も身体もゆるんですごくいい表情になりました。

もっとゆっくり見たい場所がたくさんあったので、次回は季節を変えて2泊くらい泊まって訪れたいと思います。

モニターツアーにて、素敵な旅をさせていただきありがとうございました。