家山駅から車で15分ほどの場所にある、農家民宿いつかさんへ。観光名所である『牛代のみずめ桜』からも近い塩本地区にあります。

 

古民家に到着

一度に泊まれるのは1組(2人以上5人まで)限定で、古民家一棟貸し切り状態。

 

田舎のおばあちゃんの家を彷彿とさせるような、どこか懐かしい雰囲気の和室。なんと、築120年を超えるらしく…驚き。久しぶりに足の裏に畳の感触を感じながら、まったりくつろぎます。

 

 

創作郷土料理を楽しむ

夕食は、ボリューム満点の地元の食材をふんだんに使った創作郷土料理。こちらのお宿では、お客さんが食事の準備をお手伝いするという決まりがあります。今回は、いなり寿司作り、料理の盛り付け、食卓から部屋への運搬のお手伝いを行いました。

 

普段の生活ではなかなか作ることのできない、野菜の天ぷら。もちろん完食。食材のほとんどが自家製。家の畑で栽培し、オーナーの水野さん自らが収穫、保存しているそう。新鮮で食べ応え抜群です。

 

こちら、私と旦那が頑張って詰めたいなり寿司です。慣れていないせいもあり、歪なかたちになってしまいました。しかしながら、あっさりとした味付けはおかずによく合い、あっという間に一つ…二つ…と、胃の中に収まっていきました。

 

2日目(翌日)の朝ごはん。旅先の朝ごはんは、なんでこうも食欲をそそるのか。この地域名物の自家製こんにゃくも美味しい。普段は割と少食で、朝ごはんや昼ごはんはほとんど食べない派なのですが、この日だけは人並みか人以上の量を食べてしまいました。

 

 

おはぎ作り体験に挑戦

朝食を食べてお腹いっぱい幸せいっぱいになった後は、自家栽培の小豆とお茶を使ったおはぎ作りに挑戦。

川根はお茶の名産地ということで、まずお米にお茶の粉を混ぜる作業からスタート。よくかき混ぜて、お茶の粉が均等に行き渡るようにならします。

 

今回は、料理初心者でも作りやすい、ご飯をあんこで包む形式のおはぎを作ります。

手のひらの上に、ベースのあんこをしっかり広げます。

 

広げたあんこをキープしつつ、空いているもう一方の手で中身のごはんを握ります。ピンポン球よりやや大きめくらいのサイズに調整。お茶の粉の混ざったご飯のおかげで、一般的なおはぎよりちょっと華やかな見た目です。

 

ごはんをあんこで包み込みます。

 

あっという間に完成!若干かたちがボコボコしていたり、大きさにもばらつきがあるのはご愛嬌…ということで。

 

こんなに大量に見えるおはぎですが…絶妙な甘さに惹かれてついつい手が止まらなくなり、なんと当日と翌日の2日間で完食してしまいました。今度は家でもおはぎ作りに挑戦してみようかな。

 

 

まったりと過ごす川根の時間

山間ののどかな風景に囲まれた茶畑と古民家の姿に癒されます。日常の喧騒を離れた、ゆったりとした時間が流れています。

 

今回の旅は、大鉄タクシーの運転手の清水さんや、農家民宿いつかの水野さん、家山駅までの送迎をしてくださった隣の家のお姉さんなど、地域の方にとても親切にしていただいたことが印象的でした。皆さんが「ここに行ってみたらどうかな?」と、大井川に関する情報をたくさんくださったおかげで、当初の予定よりも色々な場所を見て回り、楽しむことができました。

いろいろな方のおもてなしと気遣いのおかげで、1泊2日の旅行がとても快適なものとなり、感謝の気持ちでいっぱいです。ゆったりとした時間の中で人のあたたかさに触れ、非日常的体験を楽しむ。大井川はそんな過ごし方にぴったりの場所です。