春らしい陽気の中、初めて静岡県大井川へ夫婦で行ってまいりました!


夫婦揃って
「大井川ってどこ?」
「何があるの?」
というような無知な状態での旅行でしたが、一泊二日の初大井川はとても楽しく、心温まる旅となりました。

 

今回訪れた先で、特に印象深かった箇所をピックアップしてご紹介します。

まずは初日のスケジュールを。

東京駅から新幹線で静岡駅→東海道線で金谷駅→大井川鐵道で新金谷駅→SLに乗り千頭駅→バスで寸又峡→翠紅苑で一泊

 

寸又峡 〜夢の吊橋〜

始めにお伝えしておきますと、夢の吊橋まではかなり歩きます。
そして、とても幅の狭い吊橋を渡ります。渡り終えた後は急な階段と山道が続きます。

スニーカーで行くことを強くお勧めいたします!!

そして、街灯がありません。
寸又峡に行く際は明るい時間に行ってください。

千頭駅からバスで揺られること約30分、寸又峡温泉に到着。そこから夢の吊橋へと徒歩で向かいます。

 

夢の吊橋への案内通りに道を進むと小屋を発見
そこで寸又峡の地図をいただいて、寸又峡美化のための寄付募金をします。
杖の貸し出しも行われていたので、足腰に自信のない方は借りていくといいかもしれません。


 

30分ほど歩くと夢の吊橋に到着!

旅行口コミサイトで、

死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊橋TOP10 に選ばれたという夢の吊橋。

湖面は一面エメレラルドグリーンが広がっており、美しいの一言です。
夢の吊橋の真ん中で「願いごとをすれば叶う」と言われているらしく、若者がたくさんいて、渡るまでに20分ほど並びました。

いよいよ私達の番!

遠目で見ていた時と渡り始めてからの景色はまた一段と違った景色の綺麗さと、下を向くと木板2枚分の幅の吊橋を渡る恐怖心。
でも、渡りきった時には高揚感と達成感が溢れました。

 

当初は吊橋を往復する予定でしたが、混雑により一方通行となり、長い上り坂へと進むこととなりました。階段を上りきるまで304段。

思っていた以上に急な階段に、運動不足の体は悲鳴をあげていましたが、ところどころ休憩スポットがあるので休み休み、景色を眺めながら上ることができました。

 

上り切った後は飛龍橋を通り、元来た道へと進みます。所要時間90分ほどでバス停まで戻ってこれました。

綺麗な景色と美味しい空気、吊橋、長い上り坂、非日常がこの短時間で味わうことができ、とても充実した寸又峡散策でした!

 

古民家茶屋 山口屋

この日宿泊するのが旅館翠紅苑。
寸又峡から徒歩で行ける距離だったため、歩いて翠紅苑へと向かうことにしました。

その途中、山口屋というカフェを発見しました。

 

築150年の古民家カフェで、レトロで風情のある外観に惹かれお邪魔することに。
お庭にはお手湯がありました!お手湯で冷えた手を温め、店内へ。

 

ご年配のご夫婦で営まれているようで、奥様が温かく出迎えてくださいました。
テーブル席や囲炉裏のある座席などゆったりとくつろげる空間で、可愛い装飾で溢れていました。
私たちの他に1組先客がおりましたが、隣の座席との距離があるため周りが全く気になりません。

 

このお店は配膳以外は基本セルフサービスとなります。
メニューの記載がある用紙に、数量と合計金額を自分で記入し、奥様へ渡します。
この日は単品の注文のみとのことで、きびぜんざい、五平餅、川根茶を注文しました。

待っている間は座席にあるお手玉などで遊べます。
待つこと10分。奥様が配膳してくださいました。
きびぜんざいはもちもちのきびが優し甘さの粒あんに絡み、疲れた体に染み渡りました。
五平餅の甘塩っぱさと川根茶の渋みもとてもマッチしていて、とても美味しかったです。
そしてゆっくりと時間が流れ、落ち着く店内に一気に癒されました。


食べ終わった食器を返却口に持って行きお会計。美味しいお茶と美味しい甘味をいただいて2人で900円という破格さ!

そしてお会計の横にはお土産として、飴玉、箸置き、松ぼっくり、くるみの中から一つ選んでいただけるとのこと。私は箸置き、夫は飴玉をいただきました。

 

店主の手作りだという箸置きの可愛さに惹かれ、お土産とは別で売り物としても置かれていた箸置きを4つ購入。

手間賃は含んでいないというその箸置きは一つ70円!これまた破格でびっくりです。
帰り際にはご主人も出てきてくださり、少し談笑してからお店をあとに。

とても優しく笑顔を向けて話してくださる素敵なご夫婦でした。
お二人のお人柄が店内にも溢れており、私たち夫婦揃ってお気に入りのお店となりました。

後編へ続く。

 

古民家お茶カフェ 山口屋
住所:静岡県榛原郡川根本町千頭340-3
TEL:0547-59-2301