夫と息子2人の4人家族です。
息子の影響で電車好きになり、いつも大井川鐵道の記事をFacebookでチェックしています。
その中で、今回のモニターツアーを見つけ、福岡からではきっと無理だろうけど・・・と応募したのがきっかけです。遠方ということで2泊3日のプランを提案していただいたのですが、空港のトラブルにより内容的には1泊2日分。次に行くときには今回の分を取り戻そうと思います。そのくらい魅力がある鉄道とまちでした。
大井川沿線の方は地元大好き
初日は空港のトラブルで予定を大幅変更。
お昼過ぎには大井川鐵道沿線にいるはずが、金谷駅に着いたのは17時半過ぎ。ツアー担当の方が用意してくださったタクシーに乗り込み、いざ宿へ。
道中、大井川沿線の名所や遊び方、おすすめのおみやげなど運転手さんが丁寧にガイドしてくださいました。
気になっていた場所を通るときにはスピードを落として案内してくれたり、「もう少し時間が早ければ車を停めて案内するのに」「もう少し早ければここも見てほしかった」と言ったりとても親切な運転手さんでした。話の端々からこの土地が好きなのだなと感じられました。
ボリューム満点&美味しすぎる食事
今回お世話になったのは、農家民宿 青部の里 茶風花さん。東京から移住し、夢であった民宿を開いたご夫婦の宿でした。元酒屋さんの店舗の雰囲気ある土間には、レトロな家具や興味深い物がいっぱい。
部屋の中に、一歩踏み入れるとさらに雰囲気ある掛け時計と囲炉裏が。子どもたちも興味津々でした。子どもたちが「疲れて寝ているかもしれないから」と、部屋を暖かくして、布団まで敷いた状態で迎えてくれました。すぐに夕食の準備をしてくださり、囲炉裏端からは魚の焼ける香ばしい香りが・・・。
次から次に運ばれてくるお料理。季節の野菜を使った逸品。奥はヤマメのお刺身(珍しい!! )。長男が半分ほどたいらげました。よっぽど美味しかったのでしょう。
左のお皿は私のおすすめその①。姫芋を揚げた物に餡をかけたお料理。サックとした衣の食感とお芋と餡のとろりが何とも言えません。まだまだ出てきます!!
先程から良い香りがしていたヤマメ登場!囲炉裏で焼かれていたときから気になっていた次男。お料理をしているご主人に「このお魚はな~に?」。「ヤマメですよ~。」と優しく答えてくださいました。写真では大きさがわかりづらいかもしれませんが、次男と2人で食べてもこれだけでおなかがいっぱいになるくらいの大きさでした。伺うと3年物だとか。横の小鉢もおもしろく、落花生を使った煮物です。大豆とは違って少し固めの食感がクセになりそうです。
まだまだ続きます(笑)
子どもたちが食べやすいように(うちの息子たちには心配無用でしたが・・・)と、ヤマメのフライ。
私のおすすめその②。タルタルソースも自家製で味も食感も最高。息子の分も食べてしまいました。
子どもたち用の一皿。わざわざ別メニューを考えてくださる心遣いが嬉しかったです。
ご主人は元料理人だったそうで、どれもとても美味しく大満足でした。盛り付けや器も凝っていました。
ボリュームがあり過ぎて食べきれない程です。ぜひ、2食分くらいお腹を空かせて訪ねてください!
翌日の朝食もとても美味しかったです。湯豆腐は石鍋スタイルで、お出汁が美味しく寒い体を温めてくれました。子どもたちのお皿には目までくっきり細工されたタコさんウインナー。大喜びでした。
青部の自然満喫
2日目の朝。昨日の分を取り戻そうと朝食を少し早めにお願いしました。
朝食ができるまで、と奥様が青部駅周辺の散歩に誘ってくださいました。大井川がこんなに大きいとは驚きでした。
お茶畑を通り抜け、どこかでウグイスとキジの鳴く声を聞きながらゆったりした時間を過ごせました。
霜からお茶を守る扇風機も初めて知りました。
「もうすぐ電車が来ますよ。」
電車の通過する時間を覚えてらっしゃるそうです。
雰囲気のある駅舎とレトロな電車。旅の目的の一つをクリア!! カエル顔。
この地域の人はみんなこんなに親切な人ばかりなのでしょうか。
初日のタクシーの運転手さん同様、茶風花のご夫婦もとても親切で、青部が好きなのだなと感じました。
2日目はどんな予定なのか尋ねられ、それならこの時間にこの電車に乗れば良いとか時間があればこの場所を見てほしい、などわざわざ調べて詳しく説明してくださいました。
「もう少し早く着いたらこんな体験をしてほしかった」や「明日は自然薯をすってみますか」と提案してくれたりしました。星空がきれいなんですよねと話せば、遅くにもかかわらず外へ案内し星空を見せてくださいました。
お世話になった茶風花さん。「もっとたくさん見てほしいから」とわざわざ車で長島ダムまで送ってくださいました。おみやげに大きな大福と気になっていた箸置きをいただきました。長島ダムふれあい館の館長さんにも話をしてくださってスムーズに見学できました。
大井川鐵道、電車、SLを楽しむ
長島ダムふれあい館を見学して、子どもたちはダムカードとクリアファイルをいただきました。
ここの館長さんも地元が大好き。そして親切。ダムや大井川沿線についてたくさん教えていただきました。ふれあい館を出ると木々の花が美しく、公園もあって良い散歩道になっています。
そして、旅の目的アプト式電車!! 一眼レフカメラを用意すればよかった・・・
時間の許す範囲で移動して、接岨峡温泉駅で下車。切符を切ってもらう体験を久々にして感動。どこの駅舎も味がありました。
再び電車に乗って、メインイベントのSLが待つ千頭へと戻ります。車内では車掌さんの沿線のガイドに耳を傾け車窓を楽しみました。車内では切符を使ったしおりがお土産として売られていました。
SLとトーマスがデザインされたものをひとつ購入。100円です!アプトいちしろ駅ではアプト式電車との連結や切り離しの作業を見学できました。
音戯の郷で楽器作り
千頭駅でSL乗車までの時間、隣接する音戯の郷で楽器を作りました。長男はオカリナ、次男はマラカス。
思い思いに絵を描き、色をつけ旅の良い思い出となりました。
館内には音をテーマにした展示やしかけがたくさんあり、大はしゃぎでした。この日はタイミングよく庭でジャズの演奏が行われていました。
入場してから館内への道にも音のしかけがいっぱい。楽しい場所です。
お昼は館内のCaféうえまるでいただきました。民宿の食事がボリュームたっぷりだったので、ブルーベリーのデザートにしました。蒸気機関車を模した物もあってメニューを見るのも楽しめます。
いよいよSLに対面
時間よりもずいぶん早くから停車しているため、混み合うことなく記念撮影や見学ができました。
運転室もこのとおり!子どもたちは順番に抱っこして食い入るようにのぞき込んでいました。蒸気があがる様子も間近で見られます。
およそ1時間かけての旅はあっという間。機関車内ではガイドさんが長男のオカリナと一緒にハーモニカを演奏してくれたり、SLの写真をプレゼントしてくれたり良い思い出になりました。
次男は車内限定のトーマスのおもちゃを買いご満悦。
途中の青部駅では、茶風花のご夫婦が手を振って見送ってくださっていて、本当にわずかな間しかいなかったのに涙が出そうでした。とってもあったかい気持ちになりました。
○SLの終点新金谷駅
SLポスト。駅を出てすぐにあります。ここから投函すると、SLと富士山のデザインされたスタンプが押されて郵便されるそうです。次に来るときは準備して来ようと思います。
SLを降りてからの大失敗。This is Caféでカフェラテをいただくことばかりに気をとられて転車台で格納されるSLを見逃してしまいました・・・。
ただ、たくさんの車両をいっぺんに見られて少し気持ちが回復しました。いろんな駅に記念撮影用のパネルが用意されていたのも嬉しかったです。
3日目は飛行機の時間まで島田市を観光
新しくオープンしふじのくに茶の都ミュージアムに行くか、蓬莱橋に行くか・・・。いろいろ悩んだ結果、3日目は子どもたちが楽しめるよう企画してくださった場所にしぼって動くことにしました。それでも時間があれば少しでもたくさんみたい欲張りな母は・・・
御朱印を求めて、大井川神社へ。今回の旅で初めて知ったのですが、由緒も興味深くお祭りも奇祭と言われ伝統あるものと知りました。朝早かったのでいっそう厳かな雰囲気でした。
島田市こども館。2時間遊べます。体を使うスペース、頭を使うおもちゃなどたくさん用意されています。スタッフの方も各所にいらっしゃるので安心して過ごせます。移動が多かった分、身体をしっかり使ってめいいっぱい遊ぶ子どもたちでした。
富士山静岡空港
空港に行けば何かおもしろいものがあるはず。残念ながら改装?新装?工事中のため昼食を食べて、飛行機をひたすら眺める時間になってしまいました。こんなことならミュージアムに行けばよかった~、と後悔。
ひとまずランチ。桜エビのかき揚げうどん。サクサクで美味しかったです。
マグロ丼。ネギトロの量がすごい。こちらも美味しかったそうです。
そして、このレストランからは富士山がきれいに見えるそうです。・・・が、この日は霞んでいて全く見えず。(蓬莱橋に行くのをやめたのもこれが理由のひとつ)次は見られるといいなと思ったランチでした。
飛行機から富士山が!!
願いが通じたのか、飛行機から富士山がくっきりきれいに見えました。雲の上は晴れていたようです。写真では遠くぼやけて見えますが、肉眼ではしっかり見えました。
今回の旅の目的、全てクリアです。
急遽思いつき、出かけることになった今回の旅行。アクシデントがあったり、下調べが足りず後悔の多い旅となりましたが、大井川鐵道やその沿線がとても素敵な場所だということを改めて感じました。次に伺うときにはしっかり、スケジュールを組んで力一杯楽しみたいと思います。
今回の旅では、本当にたくさんの方に親切にしていただき感謝でいっぱいです。ありがとうございました。