みなさんこんにちは、『大井川で逢いましょう。』制作スタッフのサンゴです。

突然ですが、大井川流域で今大人気の観光スポットといえば?

まずはこちらの、寸又峡『夢の吊橋ですよね。

それとこの

奥大井湖上駅。某缶コーヒーのCMにも登場してました。

ね、絶景でしょ?この両方を見られるのが大井川流域の奥の方、“奥大井”と呼ばれるエリアです。地図でいうとこの辺です。静岡県の北部になります。

まさに“秘境”と呼ぶに相応しい結構な山奥です。が、『夢の吊橋』と『奥大井湖上駅』の絶景を求めて訪れる人が、最近どんどん増えてるんです。

そんな中私がお伝えしたいのはですね、このふたつの絶景はハシゴするに限る!ということ。

特に『夢の吊橋』は最近いろんな観光雑誌でもよく見かけるので、これを目当てに奥大井にいらっしゃる方が多いようですが、いやいやいや、せっかくこんな山奥へ来るなら、どちらかだけを見て満足してちゃ〜もったいないですヨ!両方行きましょう!

ほら、よく見るとこんなに近いのです。

寸又峡の『夢の吊橋』から、上の写真のように『奥大井湖上駅』を眺められるビュースポットまでは、車なら40分くらいで行けちゃうんです。両方行かない手はないのです。

さらにうれしいのが、温泉『夢の吊橋』がある寸又峡にも、『奥大井湖上駅』がある接岨峡にも、と〜っても気持ちがいい天然の温泉があるんですよ!

こちらが寸又峡温泉(『町営露天風呂 美女づくりの湯』)。

そして接岨峡温泉(『接岨峡温泉会館 せっその湯』)。

緑に囲まれ、絶景を見て、温泉に入って、絶景を見て、温泉に入って…。絶景プラス温泉をめぐる奥大井の旅は癒し効果抜群に違いないのです。

というわけでお届けします。奥大井観光の鉄板モデルコース、名付けて「秘境でひっそり美女づくり。絶景と温泉の1泊2日」

 

車もいいですが、あえてバスと列車をオススメします

絶景と温泉めぐり…しかも山奥。便利なのは車に決まってます。便利なのはね。

ですが今回はあえて、大井川鐵道の列車と路線バスを駆使して、奥大井の雰囲気を満喫していただけるコースをご紹介します。

SLや山岳列車などのレトロな車両と、時間がゆっくり流れるような沿線の風景。大井川鐵道を利用すれば、奥大井の魅力をよりしみじみと感じることができるんです。

ここに今回私がオススメするタイムスケジュールを書いておきますね。一応JR東海道線と大井川鐵道の乗り換えができる『金谷駅』からの出発を想定してます。印が旅の主な目的地です。

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【1日目】

寸又峡へ行き『夢の吊橋』と寸又峡温泉を満喫。温泉宿に泊まりましょう。

09:01 大井川鐵道『金谷駅』発

↓ 大井川本線(千頭行き)

10:14 大井川鐵道『千頭駅』着

10:30 『千頭駅』発

↓ 寸又峡温泉行き路線バス

11:15 バス停『寸又峡温泉入口』着

↓ 徒歩で『夢の吊橋』

寸又峡散策のち、温泉宿にチェックイン

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【2日目】

バスや列車を乗り継いで『奥大井湖上駅』と接岨峡温泉をめぐります。

10:05 『寸又峡温泉入口』発

↓ 千頭駅行き路線バス

10:35 南アルプスあぷとライン『奥泉駅』着

10:49 『奥泉駅』発

↓ 南アルプスあぷとライン(井川行き)

11:23 南アルプスあぷとライン『奥大井湖上駅』着

↓ 徒歩で『奥大井湖上駅』のビュースポット

12:43 バス停『湖上入口』発

↓ 閑蔵駅行き路線バス

12:46 バス停『接岨峡温泉』(資料館やまびこの前)着

↓ 徒歩で『接岨峡温泉会館』

14:14 バス停『接岨峡温泉』発

↓ 千頭駅行き路線バス

14:40 『千頭駅』着

14:53 『千頭駅』発

↓ 大井川本線新金谷行き★SL列車

16:09 『新金谷駅』着

16:19 『新金谷駅』発

↓ 大井川本線

16:24 『金谷駅』着

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(詳しくは『大井川鐵道』さんの時刻表で確認してくださいね。)

全部書くと行ったときの楽しみが半減してしまうと思うので…ほんとは書きたいんですが…ポイントを押さえて控えめに書きます。みなさんぜひご自分で出掛けてみてください!

それでは行ってみましょう〜。

 

まずは『夢の吊橋』へ。寸又峡の自然の神秘に心が洗われる〜

新金谷駅から電車とバスを乗り継いで約2時間、たどり着いた寸又峡。まずは早速、旅の目的、絶景『夢の吊橋』を目指します。

『夢の吊橋』へは寸又峡温泉街を通り抜け、遊歩道をのんびり歩くこと約30分。遊歩道の一部は昔、この辺りで切り出した材木を運ぶ鉄道が走っていたそうです。

トンネルを抜けた先がちょっと急な下りになってます。歩きやすい靴で出掛けてくださいね。下り坂を行くと…

『夢の吊橋』に到着〜!

吊橋の長さは約90m。結構揺れるのでお気を付けて。渡るときのドキドキ、いわゆる吊橋効果なのか、橋の真ん中で願いごとをすると叶うといわれているそうで…カップルにも人気。恋が実るといいですネ!

ところで『夢の吊橋』がかかっているのは、橋のすぐ下流にある『大間ダム』が作るダム湖。この絶景を作っている水の色は、光の差し方や天気でいろんな青色に変わります。なぜこんなに青いかというと…水がきれいすぎて起こる“チンダル現象”という物理現象のせいだそうです。詳しく知りたい方は夢の吊橋公式サイトを読んでみてください。

要するに、『夢の吊橋』の絶景は、寸又峡の自然が作り出す天然の美しさ、なのです。

ハイ、ここが今回の「美女づくり」旅の第1のポイントですよ!透き通る青い水、山の風にそよぐ木の葉、野鳥のさえずり…『夢の吊橋』のたもとに佇んでいると、心が洗われるようではありませんか。みなさんもお試しを〜。

 

さて、この『夢の吊橋』の先には、急な上り階段の散策路が延びております。

吊橋の絶景を観て満足〜という方もいらっしゃいますが、今回の旅のテーマは「美女づくり」。緑の散策路をがんばって歩いて汗を流して、心身ともにサッパリしましょう!

散策路は約60分。途中には『夢の吊橋』を上から見下ろすこんな絶景にも出会えます。

たくさん歩いてリフレッシュ〜♪温泉街に戻って、ランチと温泉に癒やされましょうね。

 

どれにしよう、寸又峡ランチ。オススメトップ3

観光地で食べたいのはもちろんご当地名物ですよね!ここで寸又峡温泉街の名物ランチを3つご紹介します。

まずはこちら、寸又峡温泉で一番の老舗旅館翠紅苑』の“大間ダムカレー”

サクサクのトーストで『夢の吊橋』がかかる大間ダムを表現しています。カレールーには地元産のイノシシのお肉入り。ボリュームあるので、歩いておなかをすかせておいてください!ランチメニューは予約なしで利用できます。

 

お次がこちら、『夢の吊橋』への遊歩道にほど近い手造りの店 さとう』の“わさび蕎麦”

寸又峡産のわさびがたっぷり入っていて、ツゥ〜ンと爽やかな辛味が評判の名物蕎麦です。冷たい蕎麦だけですが、冬でも人気。
そして『さとう』さんではこの“芋餅”を注文するのもお忘れなく。

甘じょっぱい味噌が絡めてあって、おやつにもオススメです。

 

もうひとつが紅竹食堂』の“渓流蕎麦”

寸又峡の老舗蕎麦屋の看板メニューです。手打ち蕎麦にのっているのは、ヤマメの唐揚げに山菜天ぷら、季節の野菜、そしてイナゴの佃煮!コレ甘辛くておいしいですヨ。レモンの風味もオシャレ。

 

緑の中を歩いて、山の幸たっぷりの手作り料理を食べて…体にいいに決まってますよネ〜。ここも「美女づくり」旅のポイントですヨ。

このほかにも寸又峡内のお店は『夢の吊橋公式サイト』で紹介されてるので、お出かけ前にチェックしてみてくださいね。

 

日帰り温泉もお忘れなく

歩いて食べて寸又峡を楽しんだら、「秘境でひっそり美女づくり」旅1日目の仕上げですよ、寸又峡自慢の天然温泉“美女づくりの湯”でお肌を磨きましょう♪そのステキな愛称のとおり、寸又峡温泉に入るとお肌がスベッスベになるんです!

温泉宿に早めにチェックインするのもいいですが、温泉街には日帰り温泉を受け付けている旅館や施設もあるので、こちらも要チェック(『公式サイト』の温泉マークの施設です)。ぬるめのお湯に浸かってぼ〜〜〜っとすれば…気分は極楽〜〜〜〜〜。

お湯をよく見ると、ぬるっとした湯の花がたくさん浮いてます。…ちょっと写真だと分かりづらいですが。

泉質は 硫化水素系・単純硫黄泉で、高い殺菌効果でお肌の汚れを洗い流してくれるらしいです。それがスベスベお肌になる理由だとか。

自然豊かな山から流れ出る天然の潤い成分…なんて贅沢なんでしょう!絶景と温泉で心も体もスベスベ。予想以上にリラックスできると思いますよ。

 

寸又峡の温泉宿で山の幸と温泉に癒やされましょう

「秘境でひっそり美女づくり」の旅、1日目はここまで。寸又峡温泉のお宿でゆっくりしましょう。料理と温泉、そして山奥の静けさにどっぷり癒されることでしょう…。

(写真は『翠紅苑』のお料理です。)

寸又峡温泉のお宿の情報は『川根本町まちづくり観光協会』のページにまとまっているので参考にしてくださいね。

 

ぐっすり寝たら、2日目は『奥大井湖上駅』のある接岨峡の絶景と温泉へ向かいます!

その前にオススメ情報。『夢の吊橋』は午前中に行くのもいいですよ。朝の寸又峡の澄んだ空気は最高です!ぜひ早起きして、寸又峡の自然を堪能してください。朝風呂も忘れずに♪

 

では、「秘境でひっそり美女づくり。絶景と温泉の1泊2日」2日目に続きます