こんにちは。静岡県島田市の大井川流域で、楽しいものを紹介しているライターのゆかです。
12月に入り、温暖な静岡県も本格的に寒くなってきました。
島田市金谷は大井川鐵道のSLが走る町として有名ですが、その中の『大代(おおじろ)』という山間の地域に、毎年この時期になると大勢の人が訪れる人気のスポットがあるんです。
ジャーーン!!
そこにはなんと巨大なイノシシが!すごいでしょ!!
毎年お目見えする『ジャンボ干支』。
2019年は亥(イノシシ)年なので、イノシシの親子です!
ジャンボなイノシシはココで見られるよ!
『ジャンボ干支』が立っている静岡県島田市大代はこの辺です↓
車なら新東名 島田金谷I.Cを降りて島田方面へ。もしくは国道1号バイパス大代I.Cを降りて川根方面へ。『わっぱ沢公園』という看板がある交差点を曲がり県道81号へ。今の時期だけ「ジャンボ干支まであと○分」という黄色い看板も立っているので目印にしてくださいね。
電車だと最寄り駅は大井川鐵道「五和」駅ですが、歩くのはちょっときびしいので、どうしてもという方は、「新金谷駅」からタクシーが便利です。
その先は一本道。途中の道路沿いに大代ジャンボ干支の赤い旗が立っているので、道なりに走っていきます。けっこう山に近づいてくるけど、めげずに進んでくださいね。
到着!この左側が会場です。駐車場には30台程度の車が停められますが、土日はかなり混雑するそうですよ。
干支の迫力とクオリティの高さに感動!
会場に着いての第一声は、
「わぁ~すご~~い!!」
その迫力に誰もが驚きます!
「初めて見たけど、想像してたより大きい!」「話には聞いてたけど、こんなに立派とは!」という声も。
上の写真の真ん中に立っている人は身長160センチくらい。比較してみるとその大きさがよくわかりますよね!
さらによく見てください、このイノシシの毛並みを。
藁でできているのですが、本物のイノシシの毛並みのように揃っていてすごくきれい!
さらに、後ろに回ってみると、お尻の丸み、背中の盛り上がり方など、全体的にリアルでクオリティが高いんですよ!!
後ろ姿も見てね。
ここで、気になることが…
一体だれが作っているの?
どんな風にできているの?
ちょっと気になった私は、今年のジャンボ干支作りの初日からお邪魔しました。
地元の気のいいおじさんたちの自信作!
作っているのは地元大代の有志で活動している『王子田会(おうじだかい)』の皆さんでした。
農家、サラリーマンなどそれぞれ職業は異なりますが、皆さんは地元が大好き!
ひと仕事終えて、青空の下みんなでご飯♪「コレが楽しいだよ」と、とにかく仲がいい。
このジャンボ干支は作り続けて今年で24回目。もう慣れたもので、特に役割分担などは決めていなくても、皆さん自主的に動いて手際よく完成させます。
新年の干支を土台から手作り。
制作2日目。まだこの状態ではなんだかわかりませんね。
ちゃんと(大まかだけど)設計図もあるんです。
制作4日目。骨組みが完成して藁を付け始めます。
大体10日間くらいで完成 !
とはいえ、毎日朝8時から日没まで作業が続きます。
干支以外のもの(これは何を作っているでしょう?)も手作りしています。
「今年はまだ?」完成前からファンが来ちゃう人気ぶり!
遠方から噂を聞いて来てくれる方々も多いので、駐車場の確保やトイレの設置、「女の人たちはなんか買うものがあった方がいいだよね」と地場産品などの販売(主に土日)、そしてジャンボ干支カレンダーも販売!サービス精神を発揮して、さらにお客さんに喜ばれるようになりました。
歴代のジャンボ干支がこのカレンダーに!
まだ完成前にも関わらず、待ちきれないお客さんが訪れては写真を撮っていきます。この日は「三重県から来た!」という人も。
そうそう、ジャンボ干支に触るときには愛情を持って優しくなでてください。危険なのでくれぐれも上に乗ったり、子どもを乗せたりしないでくださいね。
年賀状用の写真はジャンボ干支で!
今年の『ジャンボ干支』、イノシシの親子と一緒に写真を撮りましょう!
赤いスタッフジャンパーを着ている王子田会のおじさんに声をかければ、写真を撮ってもらえることも。
こんなフォトスポットもあり。
手前にいるのは…今年話題になったあのヒト。一体誰なのか実際に見に行ってみてね。
門松や迎春の立て看板、2019のアーチも立っています(夜には電飾で数字が浮かび上がります)。2019年の年賀状の写真にピッタリの一枚が撮れることまちがいなし!
もし今年の年賀状に間に合わない方でも、2月末まで飾ってあるので、迫力ある『ジャンボ干支』、ぜひ見に来てくださいね!!