教えて!「島田市緑茶化計画」って何ですか?

皆さんは島田市のシティプロモーション「島田市緑茶化計画」をご存じですか?

「聞いたことはある」「ロゴは見たことある」という人もいると思います。

でも、正直何だろう?という人もいるのではないでしょうか。

今回は、島田市緑茶化計画について、生みの親である「トコナツ歩兵団」の渡部祐介さんにお話を聞きました。

 

Q.まずは「トコナツ歩兵団」とは何ですか?

ひと言で言うと、「"トコナツ歩兵団"という屋号のもとに集まっている物作りの集団」です。

 

主な活動は、民間企業のブランディングやプロモーションです。

プロデューサー、グラフィックデザイナー、建築家などをはじめとした23人のクリエイターが所属していて、仕事を仕事として捉えずに、文化祭を企画するように活動しています。

 

Q.では「島田市緑茶化計画」って何なんでしょうか?

島田市民が、普段何気なく接している「緑茶」に抱いている感情を、自信や誇り、そしてお金に変えていくシティープロモーション活動です。

Q.なぜ「緑茶」なんでしょうか?

まず、街づくりに興味や関心のある市民の皆さんに集まってもらい、2015年、半年くらい話を聞いていきました。島田といえば何か?という話し合いを重ねていくと、大井川やSLに絞られていました。その一方で僕は、皆さんの話を聞きながら、ポロポロ出ていたお茶の小ネタをメモっていたんです。

そこで「緑茶はどうですか?」と投げかけてみると、

「緑茶は静岡県全体が産地で、島田だけじゃないしなぁ」と言いつつも、皆さんめちゃくちゃ話が盛り上がりました。

若い人も緑茶を日常的に飲むとか、急須が家庭にひとつはあってみんな使えるとか、学校の授業で習っているとか。

それは、島田市民にとっては当たり前でも、県外の人から見たらイレギュラーなことだらけだったんです。

それなら「緑茶」でいこうとなったわけです。

 

Q.今「島田市緑茶化計画」では具体的にどんなことをしていますか?

まずは、普段お茶を飲まない人向けに、分かりやすく緑茶の種類を整理しました。

浅蒸し、深蒸し、火入の強弱で分けた4種類と、芽茶、くき茶、粉茶を合わせた7種類の、島田市緑茶化計画オリジナルブランド「Green Ci-Tea(グリーンシティー)」を作りました。

 

他にも、緑茶をたっぷり使った4種のお菓子
「食べる緑茶スイーツ」

 

島田市内のお店で、7種の緑茶や7種の緑茶割りが飲める
「島田DEいっぷくプロジェクト」

 

お茶摘み体験や、着物で風情ある川越街道を散策しておいしい緑茶が飲めるなどの6種のプログラム

「島田の緑茶観光」
を企画。

そして、緑茶を楽しむことができ、お土産物が買える観光拠点として「KADODE OOIGAWA」や「蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋」をオープンしました。ここでは順調に売り上げが計上されるようになってきています。

島田市緑茶化計画の情報は、島田市緑茶化計画のホームページや、前述の施設で手に入るパンフレットなどでPRしています。

(KADODE OOIGAWA 2020年・897.4茶屋 2018年オープン)

Q.今後「島田市緑茶化計画」でやっていきたいことは何ですか?

ここまでは、お金を稼ぐ活動として、島田市内から市外へのPRとして企画したものでした。

これからは島田市民の「緑茶愛」や、緑茶の価値に気が付いてもらうための市民向けの活動をしていきます。

現在、島田駅の改札口前の通路には、窓一面に大きな島田市緑茶化計画PRのイラストが掲げてあります。

島田へ帰って来るたびに「緑茶の街」を感じてもらいたい。

今度は、市民の皆さんが「緑茶の街」を自信や誇りを持って発信していけるようにしていきたいです。

終わりに

わたしも、島田市緑茶化計画とは何だろう?と思っている市民の一人でした。今回、渡部さんのお話をお聞きし、こんなにも街の活性化が考えられた活動だったんだと知ることができました。一人でも多くの人に、島田市緑茶化計画のことを知ってもらえるとうれしいです。